ア行
- アンパイア
- 審判員のこと。ホッケーでは2名の審判員でゲームをコントロールする。
- イエローカード
- イエローカードは最低5分間の一時退場の処分。
- インターフェア〈反則〉
- スティックを用いて相手のスティックや体をたたいたりして、相手のプレーを妨害する反則。
- オフサイド
- ホッケーにはオフサイドはない。過去にはあったが、現在は廃止されている。それにより、得点が増え、より面白いゲーム展開になった。
- オブストラクション〈反則〉
- スティックや体などを用いて、相手からボールを隠したり、相手がプレーするのを妨げる反則。
カ行
- キック〈反則〉
- スティック以外の体の部分を用いてボールを止めること。
- グリーンカード〈警告〉
- 危険なプレー、乱暴なプレー、不当行為、故意の反則に対して、審判員がその選手に対して与える警告。サッカーでいうイエローカードに相当する。
- コーナー
- 守備側の選手が、故意ではなくバックラインからボールを出した場合、攻撃側に与えられるセットプレー。フィールドの角から5m離れたサイドライン上から行われる。
- ゴールデンゴール
- 延長戦になった場合、どちらかが先に得点を決めた時点で試合終了になる。その時の得点のことをこう呼ぶ。サッカーのVゴールと同じ意味だが呼び方が違う。
- ゴールライン
- ゴールポストからゴールポストの間のライン。このラインをボールが完全に越えた場合に得点が認められる。
サ行
- サイドライン
- フィールド周囲のラインのうち、長い方のラインのこと。このラインを割ると相手ボールでのプレー再開となる。
- サークル
- 半径14.63m(16ヤード)のゴール前の半円。ホッケーではこの中からのシュートしか得点が認められない。つまり、サッカーのようなロングシュートはない。この中で守備側が反則をすると、ペナルティーコーナー、あるいはペナルティーストロークが攻撃側に与えられる。
- 試合時間
- 前半35分、後半35分、計70分
- ジャッジ
- 時計、得点、選手交代などの管理をおこなう人
- シューズ
- 最近ではホッケーシューズが多く見られるようになってきた。人工芝用のシューズは裏のポイントが小さく、人工芝で止まりやすいようにつくられている。クレー(土)用のシューズはそれよりも少しポイントが大きい。天然芝用には普通のサッカーシューズを用いることが多い。
- シューター
- シュートを打つ人。特にペナルティーコーナーや、ペナルティーストロークの時に用いることが多い。
- シュート
- 攻撃側の選手が、シューティングサークル内でゴールに向けて行う全てのストロークをシュートと見なす。
- ジョブ
- タックルの一つでスティックの先を使って相手のボールを突くようにしてボールを奪うこと。
- 人工芝
- 近年のホッケーではほとんどの試合が人工芝で行なわれる。芝は細かく短いものが多いホッケーでは人工芝に水を撒いて試合をおこなう。ボールの滑りをよくするためと、怪我(火傷)の防止のためである。
- スゥイープヒット
- 普通のヒットと異なり、スティックを地面にするようにして打つ。人工芝で特に有効な打ち方。
- スクープ
- ホッケーではシュート以外で、例外的に認められている空中にボールをあげるプレー。ボールを、シャベルをすくうようなスティックの動きで空中にあげること。ボールは放物線を描いて飛ぶ。
- スティック
- 長さは約90cm。金属もしくは金属を含む材質以外で作られており、平らな面の片方でしかボールを扱えない。
- ストッパー
- ペナルティーコーナーの時に、パッサーから出されたボールを止める人。ペナルティーコーナーでは、サークルの外にボールが完全に出てからでないと、シュートが認められない。したがって、ストッパーの技術で、ペナルティーコーナーの成功率が左右される。
- ストローク
- スティックによってプレーされたり打たれたり、方向を変えられることによってボールが動かされること。
- すねあて
- フィールドホッケーで、ゴールキーパー以外の選手たちが身につける唯一の防具。最近では中にアルミ板の入ったものなどがあり、ボールが当たっても痛くないように工夫されている。
- センターパス
- 試合を開始する時、及び得点後試合を再開する時に、フィールド中央で行うプッシュまたはヒットのこと。この時には全てのプレイヤーは自陣側にいること。-サッカーのキックオフと同じ。
- センターライン
- バックラインに平行で、サイドラインに直行するようにフィールド中央に引かれたライン。
タ行
- デンジャラスプレー〈反則〉
- 選手の密集しているところにボールをあげたり、相手の頭上にスティックを振りかざしたり、相手をスティックや体を使って倒したり、相手めがけてボールをあげたりする危険な反則プレー。
- タックル
- 相手からボールを奪うために、ボールめがけてスティックを振ること。
- ドリブル
- ボールをスティックで運ぶこと。
- ディンプル
- ボールにつけられた小さなくぼみのこと。
ハ行
- ハイスティック〈反則〉
- ホッケーではゴールキーパー以外スティックのいかなる部分を使って肩より上のボールをプレイしてはならない。
- バックスティック〈反則〉
- ホッケーではスティックの平らな面しか使えないが、丸みを帯びた面でプレーするとバックスティックという反則になる。
- バックライン
- フィールドの外周の短い方(55.00m)のラインをバックラインという
- パッサー
- ペナルティーコーナーにおいて、攻撃側の選手で最初に球を出す選手のこと
- パント
- ペナルティーコーナーにおいて、ストッパーが、止めたボールを少し前の方に出すこと。
- ハーフタイム
- 前半と後半の間の休憩の時間。5分間。(合意されれば別に定めてもよい。)
- ヒット
- ボールに向かってスティックをスイングする動きが伴うストロークのこと。この際、両手がくっついていようが離れていようが関係なく、とにかくスイングする動きがあればヒットになる。
- ヒットイン
- ボールがサイドラインを超えて出た場合に、ボールを出した側の相手チームがボールの出た地点からプッシュ又はヒットでパスを出して試合を展開することをいう。
- ビハインドフリーヒット
- 攻撃側の選手がバックラインにボールを出してしまったときに、守備側に与えられるフリーヒット。守備側の選手は、ボールがバックラインを横切った地点から、サイドラインに平行にフィールド内に向かう14.63mまでの線上からおこなう。
- プッシュ
- スティックがボールの側に置かれたあと、そのスティックの押し出す動きにより、グラウンドに沿ってボールが動かされるもの。その際には、ボールもスティックのヘッドもともにグラウンドに触れた状態となる。
- フリック
- ボールが押し出されて、空中にあげられること。プッシュの空中にあがったものと捉えて良い。
- ブリー
- 次の場合にブリーによって試合が再開される。(1)プレーの続行中にボールを取り替える必要が生じたとき、(2)両チームによって同時に反則があったとき、(3)ボールが選手、審判の服装の中に入って出てこないとき、(4)怪我などの理由で試合時間が停止したときに、何の反則も起こっていなかった場合。 ブリーの手順は、両チーム1名ずつの選手が向かい合い、その間にボールが置かれる。2名の選手は自分のスティックでボールの右側のフィールドをたたき、続いてボールの上方で相手のスティックに軽く打ち合わせる。これを1回繰り返したあとにボールを奪い合う。
- フリーヒット
- 反則があった場合、その反則をしたチームの反対側のチームに与えられる。反則をしたチームの選手はボールから5m離れなければならない。フリーヒットをおこなう選手はヒットまたはプッシュし、他の選手が触る前に少なくとも1mは動かさなくてはならない。また、サークルから5m以内(サークル外に引かれた点線の内側)のエリアにおいては敵味方関係なくボールから5m離れなければならない。これを5mルールと呼ぶ。
- 16ヤードフリーヒット
- 攻撃側のチームがサークル内で反則したりバックラインの外にボールを出した場合、反則やバックラインを出た地点を通るバックラインと垂直の直線上から14.63m以内の線上で任意の地点か、サークル内の任意の地点で守備側チームにより行われるフリーヒット。
- ブロック
- ディフェンスの選手の守り方の一種。タックルはスティックを振るが、ブロックはスティックを振らずにおいたままの状態でボールを止める。
- ペナルティーコーナー
- サークルの中で、守備側の選手が反則をした場合、もしくはサークル内であっても22.9mラインからゴール側のエリアで守備側の選手が故意に反則をした場合に、攻撃側に与えられるセットプレー。ゴールポストから10m以上14.63m以下の間のバックライン上で行われる。
- ペナルティーストローク
- サークル内において、守備側の選手が故意の反則をした場合、もしくは守備側の選手により、故意ではない反則がおこなわれ、それによっておそらく入っていたであろう得点が妨がれた場合に、攻撃側に与えられるプレー。サッカーでいうペナルティーキック(PK)に相当する。ゴールラインから6.40mの地点にあるペナルティースポットから、プッシュ、フリック、スクープのいずれかによってボールを出す。ゴールキーパーはボールがプレーされるまで動いてはならない。
- ヘルメット
- ヘッドギアとも言う。頭部を守るための防具。ゴールキーパーはヘッドギアを必ず着用しなくてはならない。
ラ行
- リバース
- ホッケーではスティックの片面しか使えないので、スティックをクルッと回してボールを扱わなくてはならない。その回した状態をリバースという。リバーストラップというとスティックを回した状態でボールを止めること。普通の状態はフォアという。
- リバースヒット
- 普通のヒットとは異なり、左側から振りかぶってボールを打つ。なおかつ、スティックの面の部分ではなく、スティックの側面の部分を用いて打つ。ここ数年で広まった技術。
- リングパス
- 試合前に競技役員が内径51mmのリングを使ってスティックの幅を点検することをいう。スティックはこのリングを通過しなければならない
- レガード
- ゴールキーパーが腿から足首にかけてつける防具。足首から下につける防具はキッカーと呼ばれるが、キッカーも含めてレガードという場合もある。
- レッドカード〈罰則〉
- レッドカードは当該試合の退場処分。