【フラーテルカップ2010-11 3月27日】

 3月27日の日曜日、庄内緑地公園にて今シーズン最終日となるフラーテルカップが開催されました。今回はトップリーグが午前中に行われ、ミックスリーグとジュニアリーグが午後に行われました。好天に恵まれたこの日、お父さんお母さんのプレーを応援しに、たくさんの家族においで頂いていました。フラーテルカップの目指す生涯、地域スポーツ活動の一端を見ました。
 大会に先立ち、3月11日に発生した東日本大震災においてお亡くなりになってしまった方に対して参加者全員で黙祷を行いました。また、名古屋フラーテルホッケーチームの選手たちからの呼び掛けにより、終日、被災者に対する義援金の募金活動を行いました。最終的に集まった義援金は、社団法人日本ホッケー協会の義援金募集活動を通じて、被災者へ送る予定となっています。
 トップリーグはカップ戦最終日、大会運営を含めて全チームが集まり今シーズン一番の盛り上がりを見せました。最終的に決勝戦は、社会人のAMANO CLUBと高校生の名古屋国際高校の争いとなりまし た。前半はレギュラーシーズン優勝の橘クラブをPS戦で破ったAMANO CLUBが先取点を上げ試合を優位に運びます。しかしながら、走力に勝る名古屋国際は、後半途中で逆転に成功。トップリーグ初のカップ戦を見事に高校生チームが制しました。名古屋国際高校の皆さん、おめでとうございます。

 ミックスリーグも名古屋国際中学男女、向陽高校女子の2チーム、ブロッコリー、ZeFF.758、フラーテルホッケースクールクラブ、木曽川フラスケット、御器所マロンズとフルチームが参加。ジュニアを卒業した中学生と初心者のフラスケットなど健闘していました。

 ジュニアリーグは、12月に引き続きワンデーカップを予定していましたが、被災者に対する配慮から大会は実施するも、表彰式や参加賞等の提供は行わず、その費用をチャリティ活動の一環として愛知スポーツ倶楽部からの義援金とすることにしました。大会はAプールから木曽川フラスケット①チーム、Bプールから朝日丘スポーツクラブ①チームが決勝に進出。両チーム攻め合いのなか一進一退の白熱した試合となりました。最終的には朝日丘が12月に引き続き優勝を勝ち取りました。朝日丘スポーツクラブの皆さん、おめでとうございました。
 ジュニアリーグの選手たちは、この一年間の間に大きく成長しました。チームの特徴も徐々に表れ始め、非常に興味深い展開となっています。朝日丘の個人技術、木曽川の展開力、成岩のカウンター攻撃、大口の粘り強い守備などなど。5つ目のクラブとなった岡崎ワスパチームが、まだ試合にはエントリーできていませんが、どのようなチームになるのか非常に楽しみです。また、今年はたくさんの6年生選手が、最後のジュニアリーグということで非常にがんばっていたのが印象的でした。その6年生は、来シーズンからはいよいよミックスリーグへ進むことになります。愛知ホッケー協会による中学生プログラムもスタートすることとなっており、小学生からスタートしたこの事業は、更に広がりを持つこととなりそうです。

 今シーズンも無事終了することができました。これも、参加者の皆さん、そしてそれを支える皆様のおかげでございます。NPO法人愛知スポーツ倶楽部は、主催者として、皆さんのご協力にあらためて感謝申し上げる次第でございます。来シーズンは、フラーテルホッケースクールクラブのトップリーグ参戦、各クラブ父兄の連携によるマスターズチームの結成、更には名古屋大学の参加の可能性も高くなってきました。広がりを見せるフラーテルカップ、自主運営を基本精神として、皆様のご協力を得ながら発展をしてきたいと思っております。今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

▼ジュニアリーグ記念写真
ジュニアリーグ記念写真

▼トップリーグ カップ戦優勝「名古屋国際高校」

トップリーグ カップ戦優勝「名古屋国際高校」