コモンウェルスゲームズって何?【ホッケーニュース】
今年の3月に男子のワールドカップがインドのデリーで行われたことは、ご存知かと思います。オーストラリアが1986年のイングランド大会依頼の2度目の優勝を果たし、2002年のK.L.大会、2006年のドイツ大会と2回連続で優勝したドイツの3連覇の夢を決勝で阻みました。ホッケーマガジン134号に元フラーテル監督の高橋章さんの大会レポートがわかりやすく書いてありますので、一度ご覧ください。
さて、今日の話題は、そのワールドカップの熱狂冷めやらぬインドのデリーにおいて、今年の10月に「コモンウェルスゲームズ」という国際競技大会が開かれることとなっており、国際ホッケー連盟はその試合の日程を発表いたしました。皆さんはこの聞きなれない「コモンウェルスゲームズ」という大会をご存知でしょうか?実はこの大会は1930年に第1回大会が開催された非常に歴史のある大会なのです。コモンウェルスゲームは、いわゆるイギリス連邦と言われる世界53の国と地域が参加し4年に1度オリンピックの隔年に開催される国際総合競技大会なのです。
これまでのところ、最大17競技が開催されることになっていますが、必ず次の10競技は会しなければならないマスト競技となっています。
1.陸上競技 2.水泳 3.バドミントン 4.ボクシング 5.ホッケー 6.ローンボール 7.7人制ラグビー(男子) 8.ネットボール(女子) 9.スカッシュ 10重量挙げ
つまり、ホッケーはオリンピック同様にコモンウェルスゲームにおいても必ず行われることになっているわけです。
第19回となるコモンウェルスゲームのホッケー競技は、男女各10チームが参加し、10月4日から14日までの11日間にわたり開催されることになっています。注目の参加チームは、男女とも次の通りです。
【男子】
Aプール オーストラリア・パキスタン・インド・マレーシア・スコットランド
Bプール イングランド・ニュージーランド・カナダ・南アフリカ・トリニダードドバゴ
【女子】
Aプール オーストラリア・南アフリカ・インド・スコットランド・トリニダードドバゴ
Bプール イングランド・ニュージーランド・カナダ・マレーシア・ウェールズ
英連邦の53カ国内では、オリンピックに匹敵するほどの権威のある大会として知られ、各国ともベストチームを送ってきます。
もちろん、日本は出場できませんが、改めて大英帝国時代の国力というものを、現代に至っても思い知らされる大会でもあると思います。
【関連サイト】(すべて英語です)
〇FIHサイト内>>>コモンウェルスゲーム記事リリース