新年のご挨拶

新年明けましておめでとうございます。
 2011年は、3月11日に東日本大震災という世界をも揺るがす大災害が発生致しました。
 チームは一昨年に続き、サムライジャパン(男子日本代表ホッケーチーム)の合宿強化活動と、名古屋フラーテルホッケーチームとしての活動との二足の草鞋を履いた状態で、一年間突き進んで参りました。しかしながら、立命館大学に敗れ、日本リーグと全日本選手権の2つのタイトルを取られ、今シーズンは、全日本社会人と国民体育大会の2冠に終わる結果となってしまいました。4冠を目標としていたフラーテルの活動としては、残念な結果となりましたが、ファンの皆様、スポンサーの皆様、支援者の皆様、法人関係者を含めフラーテルファミリーの日頃からのご支援のおかげで、無事シーズンを終えることができました。クラブを代表して改めまして御礼申し上げます。
 さて、今年2012年は、いよいよオリンピックイヤーを迎えます。4月には岐阜県は各務原市、岐阜県グリーンスタジアムにてロンドンオリンピック最終予選(男女)が開催され、多くのフラーテル選手が活躍するものと思われます。フラーテルとしての国内試合は、オリンピック最終予選を終えた後、慌しくシーズンが始まるものと思われますが、昨年の屈辱も胸に、フラーテル発足年以来の4冠奪取を目指す所存であります。
 普及プロジェクトにおきまして、昨年の最も大きな出来事は9月の台風の影響により、当クラブが活動拠点としている庄内緑地公園が利用禁止となったことです。一時は、活動の危機に追い込まれましたが、県内の学校及び総合型クラブ関係者の皆様にご協力頂き、何とか昨年と同様の活動を行うことができました。この場をお借りして、厚く御礼申し上げます。ホッケースクールやトライアスロンスクールについては、精力的に活動を行い、フラーテルカップにおいては5シーズン目を迎え、益々賑やかになりました。コーチングセミナーについても栄養学や心理学などの専門分野の講師を招聘しました。
 愛知県広域スポーツセンターの提唱する「クロスオーバーモデル」については、6年目を迎えます。現在は、ジュニアホッケースクールは4つの総合型地域スポーツクラブと連携し、各クラブの活動は、県外大会へのエントリーや県外チームとの交流試合など環境・規模は拡大を広げています。
 自主運営、受益者負担、ギブ&ギブの精神を基本とし、今年も愛知スポーツ倶楽部の活動を展開させていきたいと考えております。本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。

NPO法人愛知スポーツ倶楽部 理事長
名古屋フラーテルホッケーチーム 部長
神戸 勝