一伝統と格調高い新世紀スポーツー 《セーフ・クリーン・フェア》 これがホッケーのキャッチフレーズです。イギリスから伝わったテニスやゴルフなどと同様に、ホッケーも大変にフェア精神を重んじるスポーツです。そのため、スティックを振り回す危険性をはらんだスポーツにもかかわらず、乱闘シーンはまったくといっていいほどありません。

そうした精神ゆえか、大正13年には、皇太子殿下(後の昭和天皇)の意思で、皇室対戸山学校のホッケー試合が行われたこともあります。ホッケーがいかにフェアプレイ精神に則った伝統競技であるかが窺われます。しかし、ホッケーは決して伝統に縛られただけの競技ではありません。人工芝導入やオフサイドルール廃止に見られるように、改革精神に溢れているといえます。「伝統と新しさが融合したスポーツ」これがホッケーなのです。